いつもそこにあるもの

好きな人たちを好きなように応援していたいと願うただのひねくれオタク。そんな私の主に現場の記録とか彼らに対する思いとか。良い感情も悪い感情も残します。

楽しすぎた、放課後の厨房男子

「放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味篇」観に行きました。

 

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初演を観ていないので、内容わかるかな…と思いつつ…ふぉ〜ゆ〜の写真入りの帯もついてたので、小説全部買ったものの、基本原作を先に摂取していって良かったことほぼほぼ経験無いし、脳内でキャラを作ってしまうと舞台見づらくなるし、きっと出演者たちが作り上げるキャラもあるだろうし、
恐らくストーリーは複雑じゃないし(笑)、ということで結局敢えて読まずに行きました。

いやー、もうほんと、楽しかった!
なんかもう、面白いし楽しいしバカバカしいしで、終始ずっとニヤニヤ、そして頻繁に爆笑の舞台でした。

初演観てない私には序盤のダイジェストめっちゃありがたかったけど、そんな立場でもダイジェストなのに長すぎて笑った。
ダイジェストの終わりを告げられた時、「えっ今までダイジェストだったの!?」ってなったよね。ずっと幕前でやってるから狭そうなのに15分くらいあった。笑

東京のオープニングで大地が豚汁配るところ、「豚汁食べる?King&Princeが作ったんだよ!…今くらいなら、『罪のない嘘』でしょう」ってニヤッと笑った辰巳くんめっちゃ好きだった〜座席も近かったし!

大阪1日目の時は「六甲おろし」を歌いながら出てきた颯太先輩、東京では、私が観に行った日は「シンデレラガール」だったんだけど、大地が「キング、ちょっと抑えて」とか言うから颯太先輩、客席の女性に「プリンス、○○」って言ってて、いやいやいや、ってなった。笑
そこはプリンセスだから!こっしー、キンプリのプリンスを「姫」だと思ってる疑惑。笑
辰巳くんツッコまなかったなーって思ってたら、どこの部分か忘れたけど辰巳くんも多分こっしーのにカブせたボケで客席に「プリンス」ってボソッと言ってて、あーお前もかーって頭抱えた。笑

それとも客席は王子のつもりだったのかしらね…?笑

 

 

なんかもう、あまりに笑いすぎてあんま細かい記憶無いんだけど、なんせとにかくずっとバカ!バカバカしい!笑(親しみを込めて)

「…で、何してんの?」って、同じ世界の中にいたら言い続けなきゃならない。笑

そして時折ツッコミを失う世界。笑

大筋に加えて端っこで動きで笑わせようとしてくるメンバーがたくさんいるから目が足りませんでした。

 

そして、色んな固有名詞というか商品名とかガンガンセリフに入ってたり、ジャニーズ曲のオマージュ(良い言い方をすれば笑)がいくつかあったり、ジャニーズ外の曲普通に口ずさんだり、最初から映像化とか音源化とか、一切狙ってません!!!感が面白過ぎました。

ジャニーズ曲のオマージュね。あれアウトよね。笑

「Venus」に関しては、ただでさえ笑ってたのに、大阪の時に私の前に座ってた人が信じられないくらい爆笑してて、つられてだいぶ笑ったよね。笑

大地がGLAYの「グロリアス」歌った時は相当沸きました。私。

長年のGLAYファンなもので。

ジャニーズの自担がジャニーズ曲じゃなくGLAY歌うところが観られる世界がこの世にあったとは!!!!

面白ポイントはいっぱいあったけど、一番「沸いた」のはGLAYのくだりかも知れない。笑

 

そして度重なるカオス。笑

一番カオスだったの、クリスマスのトナカイのくだりだったな、と私は思ってます。

なんせ、長い!!笑

普通、舞台って楽しければ楽しいほど「あっという間だったなー」ってなるのに、いや確かに全編通しての感想はあっという間だったんだけど、クリスマスのところに関しては観ながら「いや長ぇわ!!」って思った。笑

実際は2~3分くらいだったんだろうけど、体感10分くらいあった。笑

あと、ネコのシーンも相当カオスだった。

零士と優也が舞踏部に因縁付けられるシーンと、リターンマッチで優也が舞踏部にハメられるシーンと、2回あったけど、どっちもな…もうカオスというか、不気味過ぎて悪い意味でゾクゾクした。笑

 

 

あと、ドーナツ屋さんで颯太先輩がみんなに奢るシーン、大地が「一度味をしめると何度もたかってきますよ。生態はほぼ、野生の熊です」って言ったら上から鮭が下りて来て、それに零士と優也が飛びつくシーン、個人的にはすごい一瞬なんだけど相当ツボだった。

あんな一瞬の為にわざわざ上から鮭吊り下げるバカバカしさがたまらなかったです。笑

 

それと、包丁部が舞踏部にリベンジをしようという流れのところにミコちゃん先生がアドバイスをしてくるシーン、大地が「先輩たち受験なのに良いんですか?」って言ったのに対して翔平先輩が「お前余計なこと言うな!」みたいな感じで慌てて遮ろうとした結果、大地と翔平先輩が両手組んでわちゃわちゃしてるシーンが東京ではあって、「いや仲良しか!」って思って観てたらミコちゃん先生が「仲良しか!」って言ったのも相当笑った。

 

 

まぁそんなバカバカしさとカオスだらけだったけど、ただ、コメディとして、みんなの息がめちゃくちゃピッタリで、ボケとツッコミの連携も(ツッコミがいる時は笑)絶妙だったし、みんなで声揃えるポイントもすごくたくさんあるのに完璧だったし、レベル高かったな~って思いました。

ただ、個人的な主観だけど、私が観た大阪と東京ではちょっと温度差があって、正直大阪ではただただ「やたらわちゃわちゃしてるなー」って思って、これまでふぉ~ゆ~絡みの作品はクオリティ高いものが続いていたから、それに比べると、まぁホールの雰囲気も多少影響してるとは思うけど、なんかちょっと、上手い言葉が見つからないけど、雑然としてる感じがしたんですよね。

でも東京では、まぁ色々ごちゃごちゃはしてるんだけど笑、キチっとまとまってたり息もピッタリだったり、なんせ、クオリティ上がったなーって感じました。

単に東京では座席が近くなって(結構神席だった)あまりに間近でふぉ〜ゆ〜がキラキラしてたからそう思っただけの可能性もあるけど、
やっぱり日経ホール終わって結構日が空いての大阪初日と、既に連日やってた博品館での温度感の違いってあるのかなーって思いました。

 

あと、ダンス!

芝居部分のバカバカしさとカオスに反して、やっぱりダンスするふぉ~ゆ~はめちゃくちゃ良かった。

上手いんだけど、カッコいい!って言うより、かわいい!楽しい!ワクワクする!って感じでした。

特に、東京の時は近かったので、やっぱダンスのキレ良いな~好きだな~って思いました。

みんなハイキック超キレイだった。

 

それと、辰巳くんのギターね!

まさかここで辰巳くんの弾き語りが観られるなんてね!

てか辰巳くん、BACKBEATやるまでギターちゃんと弾けなかったって本当なの?ってBACKBEATの時から疑ってるけど疑惑が深まったわ。笑

サビ前までめっちゃ良い感じに歌ってるのに、サビに入って急にフザける大地。

しかしながらフザけてる部分の方が歌唱力ヤバい。笑

とにかく弾き語り観られて良かったです。

 

でさ、ずっともうただただ笑いながら観てるんだけど、後半で、先輩の引退が近づいてきて、大地が寂しさを吐露するシーンがあったんだよね。

あそこはちょっと泣いた。

辰巳くん、あぁいう、明るく元気な中に覗く切なさみたいなお芝居上手すぎるんだよなー。SHOWBOY然りで。

そして、2回目観劇に関しては、そこからラストにかけて結構泣いた。笑

一致団結しようとみんなを鼓舞する翔平先輩とか、ネコの部屋?に捕らわれて、でもみんなの為に苦しむ優也とか、それを救おうとする颯太先輩と零士とか。

あとから考えたら私何でこの作品で泣いてんだ?って思うけど笑、みんなのお芝居が迫真だったのと、

やっぱ共感する部分もあるからね。学生時代の、部活から先輩がいなくなってしまうこと対しての寂しさとか、みんなでチームとなって何かをがんばるとか。

そういうの思い出せて、ちょっと良かったな、と思います。

 

 

福ちゃんは、役がもうピッタリだった。

というか、福ちゃんは、役をちゃんと無理ない程度(邪魔しない程度)に福ちゃん色に染めれる役者さんなんだろうなーって思います。

原作のキャラクターがどんな感じか、結局まだ読んでないから知らないけど、もう翔平先輩は福ちゃんしか考えられない。

リターンマッチの「勝つ料理」は弁当男子コンテストの料理だ!ってとこから歌い出すお弁当の内容の曲が謎に演歌調だったけど、福ちゃんめっちゃ上手かったです。

 

こっしーは、今回結構ツッコミの方が多くて、相当笑わせてもらった。こっしーの声裏返るツッコミ好きです。笑

ツッコミとボケの緩急も良かった。

何度かビックリするぐらい汗だくなこっしーを目撃して、確かにいつもめっちゃ汗かいてるって言ってるけど、これか!!ってなりました。笑

そしてしょくぱんまんイジりの多さ。笑

ほぼ直方体フォルムのイスと自分を間違えられるくだり、「それは一斤!俺は絶壁だから6枚切り!」の意味不明さ最高でした。笑

 

マツはね。

唯一、普段持ってるイメージとちょっと違う役だったな~。

普段持ってるイメージって、ボケる時は変顔とかしてヘラヘラしてるイメージなんだけど、零士は基本真面目な顔してズバズバ物言うし、大体の口調は強めだし、そのギャップが大きかったな。

で、ちょくちょく真面目な顔してボケるから笑いすぎてしんどかった。笑

他の3人は、ボケたりフザけてる時、正直あんまり普段の本人との境目が無かったけど、零士は零士でボケてたからね。そこがすごいと思ったな~。

ずっと部活にも思い入れなさそうだし、語源研究会の方が作りたいし笑、先輩の引退に対しても寂しくなさそうだったのに、捕らわれた優也を助けに行くシーンで「今日は先輩たち最後の部活なんだぞ!!!」って言ったのはズルい。泣いた。

 

そして辰巳くん。というか大地。

 か わ い か っ た !!!

ニコニコきゅるきゅる時々きょとんな大地可愛過ぎて最高でした。

颯太先輩「なぁ大地」大地「ちくわ」

とか

大地「ちょちょちょ、ちょーた先輩、そっと!」颯太先輩「逆~」

とか、もうめっちゃ好きでした。可愛い。

側転もいっぱい見せてくれて嬉しかったです。

そしてさっきも書きましたが辰巳くんはやっぱり切なげなお芝居が上手すぎる。

結局どんな作品だろうが辰巳くんのお芝居観る度に泣いてんだよなー、私。笑

 

 

あとジャニーズなので、野澤くんのことも!

今回初めて見たんですけど…名前は知ってたけど、今回顔も初めて知ったんですけど…。

ちょっととりあえず言わせて欲しい。イメージが違い過ぎた!

だってJ-web連載、「のんちゃんにっし」じゃん。

ロゴもなんかウサギみたいなハートみたいなゆるっとした絵じゃん。

なんか勝手にもっと背の低い可愛い系の子を想像してたんだけど!

めっちゃ背高いし!男っぽいし!声低いし!

え、あ、そっち系なの!?ってなったよね!笑

いやでも私のイメージしてた感じの子だと舞踏部部長役には向かないと思うので良かったんですけどね。笑

そう、良いんです。めっちゃイケメンだったし!

やっぱ、ふぉ~ゆ~もそうだけど、背高くて手足長くてダンス上手いと見ごたえあるよねー。カッコ良かったです!

如月先輩のキャラのブレなさも素敵でした。

 

 

そんな私の厨房男子の思い出でした。

チケット激戦過ぎたり、上手く予定が組めなかったりで、2回しか観れなかったけど、本当にめちゃくちゃ楽しい思い出がまた一つ出来た。

出来ることならまた末那高のみんなに会いたいなぁ。

ストーリー的には、クリスマスイブで終わったわけだから、翔平先輩と颯太先輩が卒業するまでにまだあと3ヶ月あるしね~。やれるよね!!!!笑

 

★観劇公演★

2019年11月23日 松下IMPホール

2019年12月4日 銀座博品館劇場(14時公演)

 

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