今年も秋が来た − ABC座2020に行ってきました
ABC座「オレたち応援屋‼︎On Stage」観てきた時の話をします。
日生の10月に公演がないと分かった時点で、今年は映画があるからえび座はやらないのかなと思っていました。
コロナ禍が来て、ますます無いと思っていました。
発表された時は複雑でした。
今年もえび座がある!それは純粋に嬉しい。
ただ、コロナ禍のせいで、行けるかわからない。
チケットを申し込むのが正しいのか、申し込まない方が正しいのか。
あの時点で、10月の状況なんて予測出来るはずもないのに、決めなければならないのはとても酷だと思った。
何に怒っているのかもよく分からないままイライラもした。
色々悩んで悩んで悩んだ結果、行かなかったらきっと後悔するんだろうな、という自分に負けて申し込みました。
ただまぁ、例年FCで取れるのは1公演、そこから一般で増やして、前半と後半、計4公演以上は行っていましたが、
今回はFCで1公演取れたので、それだけにすることにしていました。
何度も東京まで足を運ぶ決意は出来なかった。
だから一般は参加せず。
取れてたのは昼公演だったので、東京日帰りするつもりでした。
しかし、まだ1公演にすると決意し切れずに悩んでた時に勢いで申し込んだまま諦めていたカード枠から、すっかり忘れた頃にチケットが届き、運良く行く予定だった公演の前日だったので、1泊だけして2公演観劇することにしました。
私にとって、今年のえび座は、初めてのジャニーズ伝説以外の演目でした。
私は「またジャニーズ伝説か」と思ったことは無いのですが(大好きなので)、去年のを観て、来年は一旦寝かせるべきなのでは、と思っていたので、今年は違って良かったと思っていました。
原案は2016年の応援屋ではあるものの、2016年の作品とも映画とも違う新作だということで、それを5人がどう観せてくれるのか、私には未知の領域だったのでとても楽しみでもありました。
で、まぁ、観劇した結果…。
どういう気持ちで観るのが正解か全くわかりませんでした。
5人が揃って舞台に立っているのを観た瞬間は、とても嬉しかった。
A.B.C−Zに関しては、中止の経験はほとんど無かったけど、発表されないまま消えてしまったものはあったかも知れないし、今年のコンサートが元々どうだったのかは明確ではないけれど(予定はあったんだろうなと思ってる)、なんせ例年より彼らに会えてなかったのは事実なので、やっと会えて本当に嬉しかった。
はっしー、五関様、塚ちゃんに関しては去年のえび座ぶりだったわけだし。(はっしーに会えなかったのは私が舞台断念してしまったせいだけど)
あー、大好きな歌って踊るA.B.C−Zが目の前にいるぞー!!って、ワクワクした。
が、しかし、そこから時間が進むにつれ、「ん…?」ってなっていきました。
私が彼らに求める、ステージとしてのクオリティという観点で言えば、はっきり言ってめちゃくちゃ低かった。
正直、この観劇を迎えるまでに色々思うところがあり過ぎて、そんなに期待値高くは行ってなくて、どちらかというと、フラットな気持ちで観るぞ…と言い聞かせて行ったんだけど、それでもそれを下回ってきたのでビックリした。(期待値高く無いと言いつつ、やっぱりステージに立つA.B.C−Zはブレずに大好きなつもりなので、そこに結構期待していたのかも知れない)
何が悪かったんだろう…実はわからない。
脚本か、演出か、5人の演技か、いつもと違うホールだからか…。
多分全部なんだと思う。
「悪い」っていう言い方は良くないですね。私にはハマらなかったってだけだからね。
超絶長いコントを見ているようでした。
その割に笑いもそんな無いし(私にはね)(小笑いくらいならちょこちょこあったけど)
あの5人は、それぞれが色んなところでお芝居で活躍して、私もたくさん感動を貰っているのに、どうして5人になると芝居がワザとらしいというか、コントっぽくなるんだろう。
それはジャニーズ伝説でもずっと多少感じていたことではあるし、今年の観劇前に改めて久しぶりに見た2016年の応援屋でも感じるけど、どれも今年ほどでは無かった。
シリアスな話では無いし、それぞれが自分に近い役だし、5人揃ってるしで、リラックスしちゃうとかなのかなぁ。
正直、グズグズな部分も多々あってしんどい時間も結構ありました。
まぁ今年の作品的に、ガチのお芝居するよりコントっぽくても良かったのかな?敢えてそうしたのかな?とも思うんだけど。
あと逆に、こういうテンションの時、普段あんまり好きになれないとっつーのお芝居は、ちょっと安定していて私は見やすかったかな、とは思ってる。
そして、ストーリーの大筋は良いのですが、細かいところに全くついていけない。
もう洞窟?のシーンとか、なんのこっちゃでした。
壮吉が岩に潰されてペラペラになって飛んでいくシーンが全くハマらず全然笑えなかった私に、今年の作品は多分向いていない。笑
なんか大体、ポカーンとしていました。
刑事さんが洞窟から1人で帰っていったところで、悲鳴?が聞こえて、とみけんくんたちが様子見に行ったのはどうなったの?
刑事さんまた普通に出てきたけど?あれ何だったの??
各キャラクターのセリフもちょいちょい矛盾点あったり、進め方無理やり過ぎだろってとこもあって、何回か「?」ってなったし、最後の商店街のショーのシーンは、怪獣役と運営側(大城戸と白井)以外のショーに出てるメンバーの配役というか各キャラクターの立ち位置良く分からなかったし、何で大城戸が急に謝罪し出したのかも良くわからなかった。
あんなに壮吉に、化石見つけるのは難しいってみんなで言っておきながら、化石探しよりミュージカルの練習しろとか言いながら、壮吉が見つけてくることに期待して、化石無いこと観客に黙って上演してたってこと?
だって、「なぜか壮吉は、化石の発掘を進めていった」ってセリフあったよね?(多分大城戸)
「なぜか」とか言いながら頼りにしてたの?
てか化石が無いからミュージカルすることになったんじゃ無いの?
で、壮吉帰って来なくてショーが引っ張れないから大城戸は謝ったの?
壮吉帰って来てたのに?
タッチの差で間に合わず、というか大城戸が気づかず謝罪に出てしまったってこと?
なんかもう、ちんぷんかんぷんでした。というか、大筋はそれで良いから1つ1つをもっと丁寧に描いて辻褄合わせて、腑に落ちるようにして欲しかった。全体的に。
細かい小ネタとか、ふふって笑えるところも多少あったり、こまごました好きポイントもちょっとはあったけど、ストーリーがしっかりしていて入りこめてこそ、細かいところも楽しめるんだよね。
そして、こんなこと言いたく無いけど、今回の舞台のテーマソング的な新曲(あれが「チカラノアリカ」かな?)、もうちょっと歌の練習した方が良かった。
オープニング、5人の姿見ただけで抱いた感動をスッと奪わないで欲しかった。
(私の観劇は日程の序盤だったので、後半改善してたら良いな)
それ以外は、やっぱり歌とダンスのパフォーマンスは好きでした。
好きなA.B.C−Zでした。
前半の、モリクミさんの歌に合わせてみんながシェーカーとかお盆持って踊る曲はめっちゃ楽しかったし、
なんでそこで急に歌い出すんだとか、客席に語りかけるんだとかはあったけど、やっぱりサポーターズ!は聴けて嬉しかったし、河合くんソロというおいしいシーンもあったし、
五関様ソロダンスからの能条さんとのペアダンスも良かったし(どんなテンションやねんというシーンではあったけど笑)、
はっしーも、モリクミさんとのデュエットはもっとがんばってって感じだったけど、全員で歌うシーンのフェイクは最高だったし、
ショータイムも、曲数少なかったり時間短かったり装置無かったりで「いつもと違う」という意味では寂しくもあったけど、その分それぞれのダンスがたっぷり堪能出来てとても良かったです。
みんなダンスめっちゃカッコ良かった!
特に塚ちゃんととみけんくんと琳寧くんの3人の迫力あるアクロバットめっちゃ良かったし、五関様のソロはジュニアメンバーとの絡みが2年前のショータイムのソロを彷彿とさせてゾクゾクしました。
そして久々にシンプルな「塚ちゃん飛ばし」が見れたのも嬉しかった。
ラストの「明日のために僕がいる」も、みんなの歌声とってもよくてジーンとしました。
去年の「ジャニーズ伝説」も私にとっては、2017年・2018年に比べたらあんまり刺さらなくて寂しかったけど、それでも好きな部分もたくさんあったんだけど、
今年のは、ダンスと歌のパフォーマンスが(一部除いて)良かった以外は無いんだよな…残念ながら…。
グッとくる部分や感動する部分みたいのは無くても、ただ軽い気持ちで見れて、パッと明るい気持ち、暖かい気持ちになれる作品ってのは私もアリだと思うしそれはそれで好きだけど、今回のは私の中ではそれにも属さない…。
とにかく良くわからない作品でした!
なんか、でも、このコロナ禍を経て、日生に行っていたらとんでもなく感慨深くなっていたと思うので、その気持ちであの作品を観るんじゃなくて、そこは良かったなぁと思っている(結局暴言)
もう日生でやるのはやっぱりジャニーズ伝説にして下さい。
今回の作品で私が心震わされたのは、モリクミさんと泉見さんのデュエットと、とみけんくん稲葉くん福士くんのフラッグのパフォーマンスでした!
あのフラッグはゾクゾクしたし、色々思い出してちょっと泣いたし、思ったよりフラッグの時間たくさんあって嬉しかった!
やっぱり3人が一番安定感も安心感もあるよ。今年も出てくれてありがとうね。また会えて本当に嬉しかったよ。
しかし、基本3人で組ませるなら3人で綺麗に見えるフォーメーションがあるでしょうよ…って思うところ何個かあったなぁ。
パンフもそう。というかパンフは顕著。何あの配置。
あれは、ファンの方々、何も思わずに見れるのかな…寂しくなったり悲しくなったりしないかな…と心配になりました。
私ですら、シュン…ってなったのに。
何を思ってあんな、一見作りかけにも見えるような中途半端な配置にしたのだろう。理解不能。
あと今年、何がハマらなかったって衣装が全然私にハマらなかったんだよねぇ。
オープニングのピンクの衣装とかさ…。
ショータイムになって腰回り取れた時のはまだ良かったんだけど…。(あれ同じ衣装よね?)
というかA.B.C−Z5人、揃いの衣装着る時に、赤めっちゃ似合うのに、ピンクあんまり似合わないなって思っちゃった。ゴメンね。
劇中の衣装も、前半は良いんだけど、後半ずっとツナギなのがねぇ…特に五関様がねぇ…五関様、いつも、あースタイル良いなーって思って見てるのに、ツナギだとスタイルわかんないし、なんかちんまりして可愛くなっちゃって…いや可愛いから良いのか?でも何か違ったんだよなー。
前半は良かったですよ!特に河合くんのカーディガン的なやつ?良かったですよ!可愛かったんで!袖長めで!途中からちょっと袖まくったりしてて!ねぇ!
え?なんかもう矛盾してきてる?いやメンバーによって求めるものが違うのは当たり前だよね。
はっしーは終始良かったです。前半衣装はもう見てる間ずっと「ほっせぇな!」って思いながら見てましたが、私激痩せはっしー嫌いじゃ無いんで(心配にはなるけどビジュアルとしては好き)全然アリでした。後半もツナギ腰のとこで結んで上半身大きめ白パーカーなの超好きでした。
あとさ、終盤の商店街でのショーのとこの、レスキュー隊みたいなオレンジ衣装結構好きだったんだけど、如実にスタイルがカッコ良さに反映される衣装だったので、着てるメンバーが、はっしー・河合くん・とみけんくん・稲葉くん・福士くんだったので…なんか申し訳ないけど河合くんが可哀想になりました。可哀想とか思ってゴメン。笑
あとね、これはTwitterにも書いたけど、音響が酷かった。
あれは何でしょうか?私の座った席がたまたま悪かったのでしょうか?でも2回ともエグかった。
これまでとホールが違うからですか?
単純に音響スタッフさんと私のセンスが合わないだけですか??
まず音楽が大きすぎる。
音楽に重なると歌詞もセリフもめちゃくちゃ聞き取りづらい。
歌詞はオープニングからずっと聞き取りづらいし、
学校の裏の崖(だっけ?)で、琳寧くんグループととみけんくんたちグループが最初に鉢合わせてやり合うシーン、やり合ってる横で塚ちゃんが色々騒いでたけどほとんど何言ってるかわからんかった。
そして音楽が無いシーンではマイクも大きすぎる。
これも塚ちゃん出して悪いけど、色々パニックになってワーワー騒ぐシーン、「うるせぇ…耳がいてぇ…」ってなった。
塚ちゃんが特に顕著になってしまうのは、そういうお芝居になると塚ちゃんは声が結構高くなるからで、でもそれは塚ちゃんが悪いんじゃなくてそれに合わせて調整されてないことが悪いと私は思ってる。
だってそういうお芝居になることは、ジャニーズ伝説でもいくらでもあったんだから。
なんせ全体的に終始耳が痛かったです。
歌もセリフも結構台無しにされてた。と私は思う。
とても悲しかったです。好きな人たちの舞台見てて「うるさい」とか思いたく無いじゃん。当たり前だけど。
あと、私なぜか2回とも出入り口の扉からめっちゃ近い席だったんだけど、上演中にそこを出入りするスタッフさんが立てる音の大きいこと。しかも何度も。(扉の開け閉めとか)
舞台見に行ってて、扉近くになったことなんか何度もあるけど、あんなの初めてだった。
あのホールのスタッフさんなのか、制作側の方なのか、はたまた臨時のアルバイトさんとかなのか、わかんないんだけど。
ビックリしました。
とても不快でした。
なーんかなー。結局文句ばっかりになっちゃったなぁ。
今回の舞台は、5人が揃って立っているところを観られたということに意義がある。それに尽きます。
そういう意味では大事な時間でした。
もちろん、行って良かったと思っているし。行かなければ良かったとは1ミリも思ってない。
ただ、今回、例年に比べたら個人的に観劇数が減りましたが、その選択で良かったな、とも思っています。
平常時ならいざ知らず、このコロナ禍に、慎重な判断と重大な決意をしてまでもう1度東京に行くほどでは無かった…かな。
あのショータイムだけに限ってなら、また観たいなーとも思うけどね。
今年のこれを経て、来年えび座があるとすればどういう選択を彼らはするのだろう、というのは気になるところですね。
あー。私は!早くコンサートするA.B.C−Zに会いたいなー!それだけ!!
(多分クリスマスは行けない…)
★私的観劇公演★
日本青年館ホール
2020年10月5日 18:00
10月6日 13:00