大好きな彼らに求めるもの - Going with Zephyrを聴いてわかったこと
ツアーが始まっていますが、私の初日は21日の福岡なので、まだです。
そこへ行くまでに、アルバム発売からこの約2週間自分の中でぐるぐるぐるぐるしている気持ちを整理しておこうと思ってブログ開きました。
シンプルに言うとアルバムの感想なのですが、私は好きなものは好きだし嫌いなものは嫌いなので、つまりそういう話をするので、このアルバム全体的にどこを取っても好き!!って方は多分私の文章を読むと気分を害すると思います。
アルバム発売が決定した時は素直に嬉しかった。
「大人っぽくスタイリッシュ」というコンセプトもとっても嬉しかった。
私はずっと「A.B.C-Zは年齢的に、もっと大人路線で売り出せば良いのに」と思っていました。
そう思うことは何度もあったけど、記憶に鮮明に残っているのは「JOYしたいキモチ」が発売された頃。
前提として、私はこの曲大好きだし、思い出もいっぱいあるし、大切な曲です。
ただ、まだまだ発展途上にある彼らが、上を目指すには単純に「今より売れる」ことが必要なわけで。
グループやメンバーへの愛もあってバックグラウンドも知ってて、思い入れも色んな方向から持っている「ファン」が「好きだな」って思える曲と、簡単に言うと「それ以外の人」が食いつく曲とか魅力って違うこともあると私は思っています。
そんな中で、5人中4人が30代のグループがあのカラフルな衣装着て「えんじょーい!」って歌う曲を例えばテレビで初めて見た視聴者が、「このグループ良いな!」って食いつく見込みって…無いとは言わないけど高くはないって思ったんです。この曲のプロモーション時期に客観的にテレビを見ていて。
もちろん私はファン目線も持ち合わせているので「きゃーかわいいー楽しいー!!」っていう感想もいっぱいあるんだけど、両方が同時にわき上がってくる。
特にあの時は、「うたコン」で、「勇気100%」の歌唱もあったので。
出番頂けるのはとってもありがたいが、私はなぜあの歌を彼らが歌うことになったのか未だに理解出来ていない。
正直キツかった。あれは若いジュニアの子とかが歌うべき曲だったと思う。
偶然一緒に見ていた実家の家族(ジャニーズ興味無し)も「勇気100%」にははっきり言ってヒいていた。何もフォロー出来なかった。
そんなのもあったから、「なんかもっと、大人にクールに売り出してくれないかなぁ」ってすごい思った期間だった。
なので、次のシングルが「Black Sugar」だったのは、もう本当に本当に嬉しかった。
横アリでの発表からの初披露は本当に文字通り「震えた」し、そうだこれを待っていた!って思った。
大人なカッコいい曲っていうのは今までもあった。好きな曲もいっぱいある。でもそれをシングルにして欲しかった。
世間に披露出来る機会が格段に多いのはやっぱりシングルですからね。
やっと彼らの周りの大人たちも気づいてくれたのか!!って思えた。笑
そこからの、新アルバムのコンセプトが「大人っぽくスタイリッシュ」は、それは嬉しかったですよ。
正直、ファンの期待や喜びを「Black Sugar」発売の、数字で、結果で運営側に伝えたいと思っていたけど、思うようにはいかなかったと私は思っているので、今後どうなるかな…って思ってて。
でもアルバムの情報見て、「Black Sugar」だけの気まぐれじゃなくて、ちゃんとそっち方向に行ってくれるんだな!って思えました。
最初に、ちょっと、あれ?って思ったのはビジュアルが公開された時。
ジャケットの、ロゴのビジュアルは大好きです。
ツイッターでもその時書いたけど、香水のパッケージみたいでオシャレで素敵~♡って思った。
ジャケット公開!えぇーめっちゃ素敵!おしゃれ!ただクールに大人っぽいのではなく、ハッピー感もあるし爽やかだし、なんていうか…香水のパッケージみたい!!(適切な表現かはわからんけど褒めてるつもり)
— しぃ (@kuroneko_5stars) 2019年7月5日
早く曲も聴きたいなー楽しみ♡
Going with Zephyr / A.B.C-Z https://t.co/jx7rMQgVzy
(そしたら今年のペンラ、パルファムだったから笑った。笑)
ただ、メンバービジュアルがねぇ…最初の一抹の不安を抱えたよね。
みんな本当にこれで良かったの?メンバーさんもスタッフさんもこれが最良だと思ったの?って、悪いけど今でも思ってる。
各々それぞれ髪型とかスタイルとか…(今回はとっつーには不満はないけど)
まぁ発売後メイキング見てたら、ちょうど「良い子~」の辺りが絶賛製作期間だったっぽいからはっしーはしょうがないかなって思ってるんだけど…(舞台の感想ブログに書いたけど「良い子~」のビジュアルとしては、はっしーは大正解だったと思ってるので)
衣裳も(ジャケット写真の)…なんでわざわざみんなこんなスタイル悪く見える衣裳なの?これがこのアルバムにぴったりなの?って思ってしまってもう…。
お世辞にも「カッコいい!!」とは全く思えず結局ツイッターではロゴのジャケットに関してしか触れられなかった。
そして次の不安を抱えたのが「Go! Go! 5」でのアルバム曲全曲紹介。
その放送を聞く前に、You Tubeでのダイジェスト公開と、公式サイトでの試聴公開があって(多分私がラジオリアタイ出来なかったから時系列前後してると思う)、迷った結果、CDを楽しみにしたいからダイジェストと試聴は開くのやめたんだけど、ラジオ聞いたらまさかの全曲紹介で、ちょっと「えっ!」ってなったけど(笑)、ラジオは聞いたんですよね。
前半の回聴いて、「あれ…?」って思った。
ほんのごくごく一部しか流れてないけど、あぁ、なるほど…と。うまく説明出来ないんだけど、「大人な」というのは、そっち方向に行くのね、って思った。
ちょっと私が期待してたのとは違うなって、なんとなく思って、ヤバい好きになれないかも知れないって思って、アルバム発売が正直怖くなった。
そして全曲紹介の後半回が放送される前に、塚ちゃんのゲスト出演ラジオでフルで流れた「幸あれ」
私はこの曲を聴いて泣いた。
「大人」とか「スタイリッシュ」とかはひとまず置いておいて、とっても素敵な曲だと思った。(曲の感想は後述するので割愛)
やっぱり私はA.B.C-Zが大好きで、A.B.C-Zは私の大好きなA.B.C-Zだった、って思った。
変な不安抱えてぐだぐだ考えるのやめよう、アルバム発売されて聴けば答えは出るじゃん、って思った。
ラジオの後半回は、こんなちょろっと聴いたって何もわからない!!って思うことにして、なんかもう聴き流した。笑
でも、聴いて判断しよう、って思えただけで、「良いアルバムに違いない!」とまでは思えていなかったので…A.B.C-Zを好きになって3回目のアルバム発売、こんなに期待値の低い発売前は初めてでした。
そして、8月7日に、A.B.C-Zの新アルバム「Going with Zephyr」が発売されました。
フラゲした日は初回ABのDVD見ただけだったので大満足でした。(「Crush On You」は好きだなって元々思ってたし、「リンネ」も素敵だったので)
で、発売日当日に初めてCDを聴いたんです。
結論から言うと、やっぱりあんまり好きになれなかった。
もちろん、曲によって、めちゃくちゃ好きな曲も複数あります。
ただ、「アルバム」としての、全曲通した1枚の作品として見ると、好きではない。
非常に私的な見解を述べますが、選曲のバランスが全然好きになれない。
確かに「大人でスタイリッシュ」なアルバムだなとは思うので、コンセプトは裏切ってないし正しいのかも知れませんが、そこに縛られすぎというか、「オシャレ」なんだけど、「オシャレ」な曲ばっかりで、ちょっと胸やけする感じがします…。
なんていうかね、つまんない。
しょうもないこと言うけど、タイトルの並びから見ても、英単語3語で出来たタイトルが多い。たしかにオシャレだけどインパクトに欠ける。歌詞とリンクするから曲聴けばタイトルわかるけど、ぱっと見、見分けがつかない。
私は(これは自分の悪い癖だと思ってるけど)、CD買ってもあんまり歌詞カードって見ないんですよね。
延々ループして歌詞聞き取って理解して覚えていく感じ。(なので、ひとり空耳アワーは頻繁に起こる。作詞家さんには毎度申し訳ない。笑)
なんだけど、今回は早々に歌詞カード開きました。今までで最速かもしれない。聴いてても受け取れるものが少なすぎて(歌詞は聞き取れるよ、気持ちの問題ね)、すがるような思いでした。
私の中で雑な言い方をすると「オシャレ曲」に分類される曲たちがあって、その1曲1曲は悪くないんだけど続くと飽きてくるんです。
聴いててこんなにワクワクしないアルバムは初めてでした。
①Crush On You は、さっきも書いたけど好きよ。
リード曲で、テレビ披露も先にあったしMVもあるから、パフォーマンスも一緒に摂取出来たのが良かったのかも知れないけど。
Bメロの細かい歌割りが好きだなー。畳みかけられる感じ。
あと2コーラス目の河合くんの「Perfume」「Perfect」、落ちサビ前の「Highlight」の声が凄い好き。
衣裳も良いよね。この衣装のジャケット写真なら不満無かったかもなぁ…。
②Welcome to the Night は、「オシャレ曲」1曲目。
一応英単語4語だけど私の中では3語の曲のくくりにこれも入ってる。
この曲自体は聴いてて楽しいけどここから続く感じが好きじゃないんです。どんどん残るものがかき消されていく感じ…。
みんな歌うまくなったなぁーとは思う。笑
③Move that body 「オシャレ曲」2曲目。
この曲自体は嫌いじゃない。ペンラ振って聴くより、音に任せて体を揺らしながら聴きたいっていう感じの曲かな?
ただ、だから、この曲が1曲ポンってきたら、「わぁー大人っぽい!オシャレ!」って思えたんだろうけど、流れがね。
あとこういう感じを求めてるかと言われると何とも…求めてない!とも言い切れないけど口ごもる感じ。笑
あと前にも何かの曲で思ったことあるけど(何の曲か思い出せない)、こういうオシャレ系のラップあんま向いてないと思うんだよな…悪いけど...。
河合くんと五関様の高音は好きです。良い声。
④Saw me tight 「オシャレ曲」3曲目。
もう、言いたいことは、「Move that body」の感想と、ラップのことより前の部分までは全く同じ。笑
でもただ、単体で聴くとめっちゃ良曲なんだよな。言葉と音の馴染み方というか、とっても心地いいし、みんなの声も良い。
ラジオでも言ってたけど、みんなそれぞれが、こんな歌声出せるんだ?って感じで、確かに一瞬誰?って思う新しくて素敵な歌声。
2コーラス目サビの五関様の声には鳥肌立った。
だからこそ、シングル曲向きではないかもだけど、シングルのカップリングとか、もっとインパクトある出会い方したかった。胸やけしながら聴きたくなかった。惜しい。
⑤夜明けのガンスリンガー
この曲を選曲した河合くんにもう本当に頭を下げてお礼を言いたい。
私的このアルバムの負の流れを一度ぶった切ってくれる曲。
1コーラス目Bメロの歌割に塚ちゃん持ってきたの秀逸。
どっちかというといつも高音で甘めになりがちな塚ちゃんに敢えてしたところが良いよね。
そして2コーラス目Bメロ「言うならば定め」の河合くんの巻き舌…ヤバくない…?
巻き舌フェチなのでこれは本当にたまらない。自担の…巻き舌…(何だよ)
Cメロ最後の「ブレてない」の河合くんも最高。
選曲しただけあって良いところいっぱい持ってく河合くん。笑
⑥JOYしたいキモチ は、わざわざ今さら感想は要らないけど、
このアルバム聴いてて、「夜明けのガンスリンガー」も好きだけど、なんかこう全体的に不安定な気持ちになっているところをようやく救ってくれる曲。
まぁ聴きなれてるからってのが1番だろうけど。
この曲聴いて「楽しいー!」ってなったことは多々あれど、安心する曲になる日が来ようとは、思ってもみませんでした。笑
⑦Man and Woman
もうこの曲だけは…ごめんなさい何も言えません。
⑧アキヅキ
これは好き。本当に好き。
とっても綺麗なバラード。切なくてぎゅーってなる。
イケメンが、アイドルが、推しが歌う、悲恋の歌が嫌いなオタクっているんですか?
(っていう言い方をするとこの曲の美しさが薄れるけど…)
ただ、この曲をじっくり聴いて初めて気づいたけど、こういう悲恋の曲って、複数人で歌うとちょっと切なさがバラけるというか…ブレるような気もしますね。
ソロ曲向きなのかも知れない。
ちなみに誰が1番向いてるとかは無い。5人それぞれのソロで聴いてみたい。
何なら5人それぞれが1人ずつ歌う「アキヅキ」だけ入ったCDでも私はアルバムと同額出せる。
(全然採算取れなそうな発想なので作ってくれとは言わないが)
そのぐらいこの曲は素敵だし美しいし、5人全員の声が良かったです。
この曲がこのアルバムに入っていて良かった。
(余談ですが塚ちゃんがえびブロで、「バラード曲は2曲要るのか議論になった」という話をしていましたが、この曲を外すなんて到底有り得ないし、去年も「DESTRUCTION!!」で同じような話があって、「ロック調の曲は要るのか」議論になったって書いてたけど私VS5で1番好きなの「DESTRUCTION!!」なので本当に塚ちゃんにはヒヤヒヤさせられる)(塚ちゃんだけの意見じゃなかったから書いたんだろうけど)
⑨Chance to Change
このアルバムの中で、唯一、聴いていく内に第一印象から変わった曲。
最初は私的「オシャレ曲」の分類だったんですけど、しっかり聴けば歌詞が結構深いのと、メロディに不思議な惹きこまれ方をしました。
「答えを探すより 証明することに決めた」ってところがぐっとくる。
この曲はこれまでと打って変わって、なんかみんなの歌声がちょっと必死感があるんだよね。
ちょっとキーが高いのかな?
でもその感じが「綺麗すぎるよりも 必死に走ればいい」そのもので、更に惹かれる。
⑩Black Sugar
言わずもがな。大好き。最高。こういうのが欲しいのよ。
ただラジオでとっつーが、「この曲ちょっとイカれてる」って言ってたけど、アルバムの流れで聴くと確かに…ってなるよね。「どうしたどうした」ってなる感じ。笑
そして別に私もこのテイストの曲ばかりにしろと言っているわけではない。
これはこの曲が1曲どどーんっとあるから良いのです。あぁ好き。
⑪Sweet Addiction
ん?あれ?そうよこの感じ!!
こういうの好きなのよ!Black Sugarみたいにパンチ強いのばかりではダメだけど、こういう、なんて表現して良いかわからないけど、
切なげで苦しい歌詞なのに、アップテンポでカッコいいパフォーマンスが期待出来そうな曲!
って思ってクレジット見て納得しました…いつもありがとうございます。
私的にはこれぞジャニーズって思える曲。
⑫Want You Back
ここで再び戻って来る「オシャレ曲」…。
これに関しては言いたいことは「Move that body」とラップの部分まで一緒です。苦笑
ただこの曲はラップパートの(ラップなのかわかんないけど)とっつーの「Pain in my heart」の声が大好き過ぎるのでそこは良い。
というかだから、この曲も単体だと結構好きなんだよなー。
イントロと、Bメロめっちゃ好き。
この曲も違う出会い方したかったです。
⑬幸あれ
これはさっき書いたけどもう、好きよ。
この曲だけめっちゃリピートしてる。
アルバム全体で言えば、何だかんだ曲は覚えて来たけど歌詞までは全部は…って感じだけどこの曲だけは聴いてなくても全部歌えるぐらい。
アルバムの流れではなく、塚ちゃんのラジオで先にこの曲単体で出会えて良かったかも知れない。
この曲は、私にとってのA.B.C-Zそのものです。
彼らに出会ってからずっとずっと彼らの存在や音楽に支えてもらってきたし、どんなに辛くて悲しい時もいっぱい助けてもらった。
彼らに背中を押されて人生変える決意をしたこともある。
もう本当にそのままの歌詞で、初めて聴いた日は心の震えが止まらなかった。
ずっとA.B.C-Zは私をいっぱい褒めてくれたし味方だった。
今まででも十分過ぎるぐらいなのに、まだこんなにストレートに助けてくれるのだから、私も彼らにとってそんな存在の1人でありたいし、嬉し涙を共に流したい。
5人のあったかい、飾らない歌声が素敵です。
A.B.C-Zの未来に幸あれ。
⑭二人で歩こう
良いよ。あったかくて優しいバラード。
なんだけどバラードで言うと「アキヅキ」のインパクト強くて、こっちは薄めかも知れない…。
そうなると塚ちゃんがえびブロに書いたこともあながち間違いじゃないのかも知れない…(手のひら返し)
⑮FORTUNE
うん、「オシャレ曲」笑
もはや私の中でも「オシャレ曲」の定義もわからなくなってきたし本当にこの曲がその分類で良いのか自分でもわからない…。笑
まぁでもライブで聴くのは楽しそうだなーとは思う!
⑯リンネ
作詞:橋本良亮 作曲:戸塚祥太
こんな強くて胸アツな字面ありますか?ってやつですよね。
発表された時からずっと楽しみにしてた。
MVと5×Focusも併せて見て、5人がそれぞれにこの10年かけて積み重ねてきた経験・想いを、それぞれが出来るだけ反映させようと考えて考えて、綺麗に交錯させたこの作品はちょっとした不器用さも含めて名作だと思いました。
とっつーの中にあったテーマから生まれた優しい曲。
そのテーマを聞いて、縛られるのは得意じゃないから…と言ったはっしーはとてもはっしーらしいなと思ったし、でもちゃんと一番大事なところに織り込んでくれたのもはっしーだなって思った。
河合くんの振付は柔らかくて良い意味で河合くんっぽくなくて良かった。ネタで色々言われてましたが(笑)、私は1コーラス目の「星」の振り付けとっても好き!
五関様演出の映像も素敵でした。メンカラの照明も本人以外の4色映るの見たらなんか知らないけど泣けちゃうし、要所要所に出てくる5人の優しい笑顔も素敵だった。
4人のところに歩いてくるはっしーを塚ちゃんが抱き止めた時のみんなの笑顔、ソファでの笑顔、屋上(?)でのみんなの眩しそうな優しい表情、全部好きです。
塚ちゃんの衣裳はかわいい!これまでの衣裳解体しちゃって、もう着ること無いのかなぁ?ってちょっと心配になったけど…でもかわいかった!ツアー初日のWSとかスポーツ紙で見ても「かわいい!!」って思ったもん。
ライブでも衣裳見られるの楽しみ♪
ツイッターにも書いたけど、五関様が「思い出に浸るだけじゃもったいない、今現在もうここにはいない、先に進んでるよっていうのを出したい」(要約)って言ってて、それ聞いて泣いた。
彼らは私が出会ってからだけでもことあるごとにずっと戦ってる。
再起動したり、過去や自分と戦ったり、今度は新しい風を吹かせたり…
上手くいかないなって思うこともあると思う。しんどいなって感じることも無くはないはず。
心折れそうになることもあるんじゃないかなって思うし、モチベーション下がることもあると思う。
でも、今回、この「リンネ」をつくってくれたこと、つくるところを見せてくれたことで、あぁ彼らまだ腐ってないな、大丈夫だな、って思えた。
5人が5人でいてくれることが私の幸せです。
あと、今回のアルバム全体において素晴らしいと思ったところは、何よりも歌割り。良い仕事してる。
彼らのファンになった時からずっとずっと不満だった河合郁人の歌声の使い方(言い方悪いけど敢えて)にようやくスタッフさんたちが気づいてくれた、と思った。
素晴らしい!良さをいっぱい引き出してもらえた。
そして去年に引き続き、五関様・塚ちゃんの歌割りがどんどん増えてることで2人も良いところ引き出してもらえてるし、単純に2人とも上手くなったと思う。
とっつーは、しばらく抱えてた声の問題というかしんどさ…?ちょっと克服したのかな、という感じですね。彼独特の癖があるのは良いんですが、ちょっと受け入れがたい程の癖がたまにあったけど今回はあまり感じなかったので素敵だった。
はっしーは、他のみんなの歌割りが増えたことで、メインボーカルとしての役割は曲によっては減ってしまったのかも知れないけど、その分、ここぞという時の映え方は前より増してるし、去年の夏以降ぐらい、声出ないのかなーって思ってたけど今回のアルバムは良い声してました。良かった。
なんかこう書いてるとなんだかんだ言って大体好きなんじゃんグダグダとケチつけんじゃねーよって感じにも思えますね…。
いやだからそうなんです本当のごく一部を除けば、それぞれの曲は好きだったりするんです。
ただ、アルバムとしてどうかって話で、どうしても通して聴いてると…疲れてくる。
1曲1曲は良曲多いのに、なぜまとめてしまったんだ…という感じ。
でも、私はずっと「大人っぽい売り出し方して欲しい」って思っていたわけで、いざそれをコンセプトにしたアルバム出ました、けど好きになれませんでした、では、自分で自分の意味がわからないし、ワガママ過ぎるし、そこに困惑してモヤモヤして発売日以降を過ごしていたんです。
それでも少しでもこのアルバム好きになりたいし、ツアーもあるので、何度も聴いていて、ここ数日でなんとなく気持ちも整理されてきました。
もっと大人っぽい方向を…って求めてたところに「シングルでBlack Sugar」だなんてハード過ぎるものが突然来たから、ちょっと気持ち盛り上がり過ぎてしまったのだな、と。
私はただ、20代後半~30代の男性相応の売り方して欲しかっただけで、急にむやみにオシャレになれとも思ってないし、ましてやアーティストやボーカルグループと呼ばれるような存在になって欲しいなんて悪いけど全く思ってない。
勿論歌は上手いに越したことないし音楽的技術も高くて困るなんてこと無いけどさ…。
去年くらいからかな?おととし?新作のアルバム聴いて「これまでの作品と比べてアーティストっぽいと思った!」って言うメンバーを微笑ましく思っていたけど、でも目指すべきはそこではないんじゃないのか、ってようやく気がついた。
私は彼らにあくまでも「アイドル」でいて欲しい。
だからっていつまでもキラキラ王子様で居ろって言っているわけじゃない。
それぞれの年代に合わせたアイドルの在り方ってあると思う。
目指すところはそれぞれ色々あるだろうし、理想形もそれぞれだろうけど、あくまでもジャニーズに籍を置く「A.B.C-Z」で活動する限りは、やっぱり「アイドル」でいることを意識して欲しい。
つまり何が言いたいかというと…ここまで言っておいて今さらオブラートに包んでも仕方ないのではっきり言うと、ただオシャレで気持ちいい音楽が延々聴きたいのなら、もっと歌の上手いシンガーや技術の高いバンドの曲を聴きます。
そうではなく今回私はアイドルのアルバムを購入したのです。大人でスタイリッシュな曲が入ってるのは全然悪いことじゃないです。むしろ新しい風を吹かせるにはそういう新しい挑戦もあって然るべきでしょう。けどそこに固執して、似たような曲を集めて並べてしまった今回のアルバムは、私に言わせるとスタイリッシュというよりちょっとダサいです。
「オシャレ」の押し売り感が否めない。
このブログを書くにあたって、例のラジオ2週分を聞き返しました。
私が「ん?」って思っている曲の紹介はどれも「おしゃれ」「大人っぽい」としか言っていない。メンバーのコメントが物語っちゃってるよね。
あくまでも、私的意見ですが、「私が」アイドルのアルバムに求めたいのは、「もっとバラエティに富んだもの」なんだな、って、この2~3日でやっとわかりました。
勿論、バラエティ番組とか、そういう意味のバラエティでは無くて。笑いが欲しいわけではない。
別に、トンチキソングが無い!面白くない!って言ってるわけではないです。笑
何て言うか…多様性が欲しい。
彼らの、カッコいいところ、可愛いところ、爽やかなところ、楽しいところ、そういうのが曲によって色々見たい。
それが私が「アイドル」のファンで居る意味なのです。あくまでも私が、ですよ。
そこに気づいてようやくスッキリしました。
ずっとモヤモヤして、かかっていた霧が、晴れたような気分です。
メンバーが、スタッフさんや周りの制作陣・運営陣の方々が、妥協して作っただなんて勿論思っていないので、これが今のA.B.C-Zだ!と自信を持って世に放ったはずのものが、私自身がこんなに好きになれないことが本当に悲しい…というか落ち込む。
一応言っておきたいけど、彼らが間違っているとは思っていない。表現や創作に正解なんてないのだから。
こういうのは常に気持ちが一致するかどうかだけの話。
どっちかが間違っているとか非難したいとか、軌道修正すべきだとか、そういうことじゃなくて、流れていく彼らの時間に私が寄り添えるか、合うかどうかだけの話。
今はそこまで思ってないけど、いつか本当についていけない、理解出来ないって私が思う時が来たら、それは勿論彼らが間違っているのではなく、私が離れるしかないだけ。
永遠に変わらないものなんて無いからね。
それはA.B.C-Zに限った話じゃないし、アイドルとファンに限った話でもない。
身近でない人間のやる事を追いかけている以上、それは私は常に覚悟しています。
ただ、ずっと、私自身も彼らにどうして欲しいのかわからなくてしんどかった部分が今回少しクリアになったのでそういう意味では良かったな、って思ってます。
それと、私は常々、「推しのやることならなんでもかんでもOK!大好き!最高ー!」と手放しで受け入れる盲目なオタクにはなりたくないなと思っているので、今回この気持ち抱えたことで、めちゃくちゃしんどかったけど、自分の在りたい形のファンでいられてると確認出来て良かった。
別に無理にケチつけたいわけじゃない。常に何でもかんでも100%好きでいられるならそれに越したことはない。ただ、自分が好きかどうかを見ないフリして何でも受け入れるのではなく、自分の趣味嗜好に合うか冷静に判断出来る思考回路でいたいだけです。
ここまでの気持ち抱えて、このアルバム引っ提げたツアーに参加するのもどうかと思いますが…でも嫌いになったわけじゃなくて、今の時点ではまだ、「今回のアルバムは好きじゃない」レベルで留まっているし、
私は彼らのパフォーマンスには全幅の信頼を置いているので、全然ネタバレ踏まないようにしてるからWSとスポーツ紙で得た情報しかツアー内容に関して持ってないけど、ライブは楽しみたいなって思っているし、しょうもないライブのはずがないって期待してる。
パフォーマンスも併せて観れば印象変わる曲もあるだろうし、そもそもそれぞれの曲単体で見れば悪いと思ってないのも多いので、ライブ後は、もうちょっと曲によっては好きになってるかも知れない。というかそうであれば良いなと思う。
ただ、1枚のアルバムとしてのこの作品を今思ってる以上に好きになることは無い…かな…って思います。
「Going with Zephyr」はあんまり好きになれなかったけど、「Going with Zephyr Tour」は好きになれたら良いなぁ。
勿論マイナスな気持ちでライブ参戦する気はさらさらありません!楽しむ気満々で行くからね!!