A.B.C-Z主演ドラマ「ワンモア」感想
A.B.C-Zが5人で主演を務めた連続ドラマ「ワンモア」
最終回まで見終わり、衝撃の結末に呆然とし、気持ちを落ち着かせ日にちを置き、感想をツイッターに書こうとして、長くなりそうになったのでブログに切り替えました。
せっかくブログにしたので、最終回だけではなく全体的なことに触れたいと思います。(そしたら更に綴るのが遅くなってしまったけど)
例のごとく私が書く感想なので、手放しに大絶賛はしてない部分もあります。(わざとしないわけではないけど)
ただ、とても素晴らしいドラマだったと思っています。
第一話は、導入パートだったので、強く印象に残っている部分ってあまり思い浮かばないかな。
一部で絶賛?され、ネットニュースの記事にもなっていた地井先生(河合くん)のプライベートシーンですが、私は他人が女にだらしなかろうがどうでも良いけどそれが自分の先生だったらちょっとイヤだし、素肌にパーカーも無いし、他人が歯を磨いているところなんて見たくないし、何より素肌にカッターシャツ着てそれで仕事行くの!?無理なんだけど!?!?ってなったので全然絶賛してません。笑
あとずっと気になってるのが…青島さん(ぼくらのショウタイム)と水野先生(五関くん)って、同僚だったっていう認識で良いのかな?笑
まぁそんなネタ部分はさておき、たった24分位の映像の中で、5人も主役がいるのに、それぞれの人となりや背景がざっくりだけど全員わかる内容だったのは凄かったな~って思います。
もう私は初回から火村くん(とっつー)のファンでした。カフェで感じ悪い高校生に注意したりお勉強がんばろうとしてたりという、人となりもですが、それより「昔やんちゃしてました」っていうキャラクターをとっつーがやっているというのが単純にツボに刺さってしまい大好きでした。笑
あと、空田くん(塚ちゃん)のあかりちゃんに対する、「ニンジン食べなさい」がめっちゃキュンポイントだった。空田くんに「ニンジン食べなさい」って言われたい人生だった。ニンジン嫌いって思ったことないけど。笑
第二話は、空田くんメインパート。
泣きましたね。私、子役にほんとに弱いんだよな。笑
塚ちゃんしっかりパパな雰囲気でビックリしました。
ちょっと見ていて、第一話の内容からトータルして考えると空田家の夕飯の時間設定どうなってるんだろうという疑問があったのと、ワンシーンだけ結婚指輪の指間違えてるよね?ってのはあったけど笑、空田くんとあかりちゃんの親子の絆にとても感動したし、
おじいちゃんおばあちゃんからの反対を受け、あかりちゃんの主張もあったし、空田くんの主張もあったけど、結果的に2人は離れて暮らすことになったのが、良かった。
キャラクターへの感情移入した気持ちで言えば少しも良くないけど、あぁこのドラマ、リアルなんだな、綺麗ごとじゃないんだな、って初めに理解した瞬間でした。
実際、普通に考えて、夜の時間に小学生の女の子が毎日1人でお留守番って言うのは、色んな危険が考えられるから、私が身近な人間でも反対するよなぁって正直思ったし。
空田くんの高校生活には必ず終わりがあるので、それが終わればまた一緒に暮らせるかもしれないという希望もあるしね。完全な絶望では無いので、それならあのラストはドラマとしてアリだったなって思います。
あともうこの回の火村くんのキュンポイントは、クリーニング屋さんであかりちゃんと会ってから帰り道までの、子どもに対する態度とは思えない不器用な姿でしたね。笑
第三話は、風間くん(はっしー)メインパート。
詳しいきっかけや理由はわからないけど、引きこもりになってしまった風間くんの、初恋の話。
ちょっと、お父さんやお母さんの風間くんに対する接し方とか距離感が、リアル感に欠けるかな~ってのは初回から思ってたものの(風間くんの引きこもり期間にもよるので、まだ浅いならわかるんだけど、多分そうでもないんだろうなぁ…って思ったので)、
まず上手く感情を表現出来ずに爆発してしまうはっしーのお芝居は凄かったし(なぜはっしーには狂った役が来るのだろう…上手いからか…笑)、
風間くんの初恋に関して、最後図書室の前でしほちゃんが風間くんの後ろ姿を見ていたシーンまで含めると、最終的にはこっぴどく振られたわけでも、上手くいったわけでもないのがまた良かった。二話と同じで、リアルだな、って思って。
ちょっとモヤっとするような、フワっとするような、不思議な感覚が心に残る感じが好きでした。
火村くんがわざと悪態ついて風間くんの心の叫びを引き出すのがとてもカッコ良かったなぁ。
空田くんの「好きな人がいつまでも、そこにいるとは限らないんだよ」というセリフも実感がこもっていて、前話から繋がっている感じがしましたね。
あと余談ですが、もう全く、はっしーとしてじゃなく風間くんとして見ていて、自室で手紙を書き始めるシーン、左手で書いてるの見て一瞬「あ、はっしーだ」って思えたのに、次の瞬間映った綺麗な字を見て「いや、やっぱはっしーじゃない」ってなった自分に笑った。
第四話は、地井先生メインパート。
この回が私は実は一番腑に落ちてなくて、いや納得はしてるんだけど、人が秘密にしたいことを、その本人を救う為やイメージを上げる為とは言え、無理やりに暴くことは果たして許されることなんかなぁ…ってちょっと考えてしまった回ではありました。
というかそもそもこの回の主題は「ホームルーム」でしたが、それってセリフにあった「私生活の問題や悩みを話し合う場」じゃなくて、学校生活について話し合う場だと思うし…。笑
確かに地井先生が載っているネットニュースは誤報だったけれど、それは前任の学校でもちゃんと把握されてることで、実際に冤罪で刑罰を受けたり社会的制裁を受けているわけではない。(そうだったら定時制だろうが教職には就けていないはずだし)
地井先生は、これ以上、件の女子生徒がしたことが明るみに出て欲しくないから前の学校を辞めているわけで、それはつまり生徒たちを守りたくてした行動なのに、それを暴いてしまおうというのは、もちろん周りに悪意が無い事はわかってるけど、なーんか、ちょっと乱暴だなーって思いました。
事実を知るまでは水野先生も生徒たちも、地井先生の意図がわかっていないわけだから、事実が知りたい、地井先生を知りたい、というのはわかるけど、調べて、水野先生なんか前の学校にまで聞きに行って、地井先生の意思も教えてもらって、事実がわかった時に、地井先生の気持ちを汲んで、そっとしておこう、悪い人じゃないってわかって良かったね、ってそっと心にしまってくれてこそ優しさだよな、と私は思いました。
ホームルーム開いて黒板にネット記事の紙貼って、みんな調べてわかりました!地井先生はやっぱり悪い先生じゃなかったんですね!って本人に叩きつけるのは、悪意の無い暴力な気がするんだよな…って。
でも、だから、地井先生は四話のラストで、例えば嬉し泣きして、みんなわかってくれてありがとう!とか、これからもみんなのためにがんばるよ!とか、そんなことは一切言わずに、
自分を責める言葉でホームルームは終わり、水野先生にも「教師は出来ないことの方が多い」って言ってこの回が終わったのって、すんごいリアルだったなって思ったし、モヤモヤしながら見てたけど、最後まで見て、あぁこれがワンモアなんだなって思いました。
だから、私の感じた感覚も、私は間違ってないと思ってるし、勿論ドラマを批判する感覚だったとも思ってない。
だって実際、客観視してるからみんなの行動に疑問を感じるのであって、もし自分があの場に居て、この人は悪い先生のはず無いのに、って思ったら、騒ぎ立ててしまうかも知れないし。
そしてそれが最後の地井先生の行動に着地するのなら、これこそリアルなのかもなって思いました。
あとこの回は風間くんが、莉奈ちゃんの写真をSNSで見つけて心配したり、火村くんに言われて地井先生のネットニュースのこと調べたり、そういう、ちょっと一歩進んでるのがわかったのがとても素敵だったなって思いました。
で、もう火村くんはね、全日制の子たちに正当な手段でぎゃふんと言わせたり、やっぱり大活躍ですね。好き。
第五話は、水野先生メインパート。
運動会のお話。
この回も私は結構泣きました。
この回は、ここまでで初めての「ドラマ的」な展開だったのかなって思いました。
廃止になっている定時制の運動会を復活させよう→全日制の学生たちからの妨害が入る→住民からのクレームによって中止が決定→先生・生徒一丸となり問題解決へ尽力→運動会開催・成功
という流れ。
ワンモア初の、すごく上向きな終わり方だった気がします。
でもだから結構泣いたってのがあって、こういう回もまた素敵で、ドラマの世界では美しくあって欲しいっていう願望も(見てる側に)、それはそれであるんだな…って感じました。
前半、ウキウキしながら水野先生が運動会の準備してる時点で、何が起こるかわかってなくても謎に泣けたし、その後も色々泣かされましたが、私が繰り返し見て涙が落ち着いていく中でも毎回絶対泣いたのは、町内会長に理解してもらうために生徒メンバーが会長の家に行き、買い物したりマッサージしたり将棋したりしているところに先生たちが来た時の、昭三さんのピースサインでした。マジで何回見ても可愛すぎて泣く。笑
水野先生は、「教師にはなれなかったけどみんなの仲間にはなれた気がする」って言ってたけど、ちゃんと、仲間にも、教師にもなれてるよ!!ってめっちゃ思いました。
あと、風間くんの初恋の一歩先があったのも良かったなぁ。
でもそこでも、図書室で少し会話が出来たり、手紙のこと謝ってもらったり、運動会誘って見に来てもらえたりはしたけど、フォークダンスでは一言も交わさないの。こういうのが!リアルで!好き!
あとはっしーのお芝居の凄さを感じたのはリレーのシーンでしたね。あの走り方。こだわったんだろうなぁ。
運動会の日、あかりちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんがあかりちゃん連れて来て空田くんに会わせてくれたのは嬉しかったというかホッとしました。
やっぱり、きっと、まぁ空田くんの卒業後にもう一度話し合いとかは設けられるかも知れないけど、おじいちゃんたちは一切引き離してしまう気はないんだなってわかって嬉しかったです。
火村くんの、一話の時からの全日制の子たちと自分との因縁のために運動会が妨害されていると思い、自分抜きでやれって言うシーン、俺は周りとは馴れ合わねぇから的空気を敢えて出して怒りながら言ってましたが、「みんなやりてぇんだろ?」という隠しきれない火村くん的優しさがにじみ出てて、キュンとしましたね。
あと最初の屋上で空田くんとあかりちゃんが電話で話してるの横で見てニヤっとしてる火村くんもめちゃくちゃ好きでした。
ちょっと地井先生は謎でした。四話のラストは、わかる、わかるよ…って思ってたのに、体育祭のシーン、一番やる気満々で準備体操してる姿とか、リレーで応援してる姿とか、ちょっと河合くんにしか見えなかったわ。笑
でも、運動会の許可取ってくれたり、一緒に町内会長のお家に行ってくれたり、風間くんと一緒で、メイン回を越えて、少しずつ変わってきているのがわかったのは嬉しかったですね。
っていうか、だから、運動会の前までは、あぁ一歩進めたのかなぁ、良かったなぁ、って思って見てたのに、運動会のシーンで、えっ待って何歩進んだん!?ってなったよね。笑
あと運動会の水野先生Tシャツでしたが、五関くんは華奢な割に肩幅がしっかりあるというのがTシャツだとよくわかってしまうので…いやとても好きなポイントなんです五関くんの。
ここまで全話、水野先生としてしか完全に見てなかったから、最後のリレーで走るシーンとか、急な五関くん感が出て来てクラっとしました。笑
第六話は、火村くんメインパート。
火村くんは、他のキャラクターに比べ、メインになる前から一話ずつ変わっていってる部分があるなってずっと思ってたけど、
変わったんじゃなくて、元々仲間思いの良い奴だったんだなってことがわかった回でした。
でも、一切自分の周りの人に興味が無かったっぽい火村くんが、職場の人たちと話をするようになってるシーンとかは、やっぱり学校が火村くんを変えたのかなって思うよね。
あと、この回のキュンポイントはやっぱり、ドラマ「3年A組」の柊のモノマネした時に、「風間は?見てた?」ってわざわざ話振って、風間くんが「…うん」って言ったのに対して「俺も」だけ返したシーンですよね。もうこういう、ぶっきらぼうに良い奴、みたいなのたまらないよねー!
あともう、過去のケンカシーン最高でしたね。
茶髪短髪なのも単純にビジュアル最高だし、ケンカ強いのも最高だった(ヤンキー好き)
ストーリーでは、みんなで警察に乗り込んで座り込みするところ良かったなぁ(褒められた行動ではないけど)
全体の仲間感がじわじわと上がっていくところ、風間くんの進歩が一話ごとに一番顕著にわかるところが良いなぁって思いました。
警察から釈放されて火村くんが出て来たシーン、火村くんに「勉強の続き教えろ」って言われて、笑ったんだよ!風間くんが!運動会でもちょっと笑ってたけどそれは視線の先にしほちゃん居たから!意味が全然違うよね!
しかしあの警察、捜査能力マジ低すぎだったな…こっちからしたら聞き込み相手のチョイス!って感じだし、全日制の子たちが「胸ぐら掴まれた」とか言ってるけど、それって警察介して不問になってるよね?履歴とか残ってるでしょ??って感じでした。
火村くんの言葉が、柳澤のこと少しでも救えてたら良いなぁって思います。
ラストシーンは、えっ、とは思ったけど、ドラマ的展開だなと思ったし、まさか最終回があぁなるとは思ってもみませんでした…。
そして最終回。
冒頭の方は良かったです。
急にすごく表情が柔らかくなった風間くん、「友だちと放課後にどうでもいい話をすること」がずっとやりたくて、それが叶ったっていう風間くん、もはや母のような気持ちで笑、とても嬉しかったです。
しかしそこで入る悲しい知らせ。
前回のラスト、水野先生に、完全にありがちで分かり易い死亡フラグは立ったわけですが、いやいやまさか、だってアイドルがグループで主演するドラマだよ?無いでしょ、って決めつけて見ていたのでちょっと衝撃的過ぎました。
リアル感を追及してるドラマだとは思っていたけど、ここまでしなくても…って最初は正直思いました。
ただ、まぁ、例えば、死にかけたけど無事でした、無事みんなで卒業出来ました、水野先生の「贈る言葉」も成功しました、っていうのでも多分十分感動出来たとは思うんだけど、
間違いなくこれまでみんなを1つにまとめてくれた立役者である水野先生を失ったこと、絶対に譲らないと言っていた金八先生での贈る言葉を地井先生が引き継いだこと、
そこにこそやっぱり泣けたし感動したし、
そのモノマネを敢えてしてまで(キャラ的に絶対そういうの苦手なのに)、その言葉を伝えようとしてくれた地井先生が素敵でした。
なんとかモノマネで…とムリする地井先生の気持ち、それに対して最初は怒る火村くんや風間くん、怒りはしなかったけど正直に気持ちを言う空田くんも、どちらもとてもわかるし、すごく切ないシーンでした。
定時制高校で、色んな年齢の人が通っていて、普通の年齢通りの高校生に比べたら、通い続けるのが決して当たり前ではない生活の中で、4年間ちゃんと通って卒業するって並大抵の努力ではないのだろうなって感じていて、
その中で全員が揃ってちゃんと4年後に卒業したのって、水野先生の存在が大きかったんだろうなぁと思う。関わった期間で言ったら4年の内の最初の5ヶ月ほどなんだけど。
描かれなかったのが卒業までにあと3年半くらいはあって、絶対その中でも色々あるやん。
仕事のこととか家庭のこととか金銭面のこととか、誰だって生きてて色んな問題が起こる中で、全員が平気で簡単に卒業出来たとは思えなくて。
その中で、諦めずにみんなで卒業に向かえたのって絶対水野先生の存在よなぁって思います。ビックリするぐらい平たいつまんない感想ですけど。笑
4年も先の卒業式に向けた贈る言葉を既にノートに残してるなんて、ちょっとご都合主義じゃないのって最初は思ったけど、実際に水野先生は1年生の時から卒業式の日を楽しみにしていたことを考えると、彼なら全然やりそうな感じがするし、出会って5ヶ月でその言葉を書きたくなるほどみんなのことを、生徒とか仲間として愛情持ってよく見ていたんだなぁ…って思うと、泣けるよね。間違いなく「良い先生」です。
最後の黒板のシーンも。名前無いのにどれが誰かすぐわかって。言葉自体も感動的だったし、1回24分全7話という少ない時間の中で、全出演者のことを濃密に描いてくれていたからわかるんだなぁって思うと、ドラマの造りにも感動しました。
最終回は、初回は衝撃的過ぎて呆然としていたので、繰り返して見ていった時の方が泣いた回でしたね。
* * *
5人でドラマ主演って聞いた時、なんてアイドルらしいお仕事だろうって思いました。
そんなお仕事をまたA.B.C-Zが掴んだことが嬉しかった。
ただまぁ、内容的に定時制高校の物語でしかも2人は先生役という時点で、いわゆるアイドルがやるドラマみたいなキラキラしたものではないんだなって理解はしたけど、
こんなに攻めたドラマだとも思ってませんでした。
攻めた、って表現が正しいのかな…でもそんな攻撃的な感じは一切感じてなくて…難しいけど…いわゆるドラマの典型のような予定調和な展開じゃなくて、
でも今の時代はそういう(典型から外れた)ドラマも割とあるけど、そういうドラマにありがちな、心を激しく抉られる感じでもなくて、
でもすごく心温まるかと言われるとそうでもない回の方が多くて、
なんか、心をそっと撫でられているような、すごく低刺激なんだけど、見終わった時に気持ちが一歩…とは言わず半歩くらいかも知れないけど、進めているような、そんな不思議なドラマでした。
最終回以外は、初回見た時には泣ける回もあったものの、どの回も回数を重ねればそこまで泣くとかいうほどでは無くなっていくんだけど、見ると必ず、鼻の奥がツーンとするような…そんなドラマでした。
24分と言う放送枠はドラマにするには短いなぁって毎回思ってて、展開早すぎない!?って思うこと何回もあったし(特に最終回)、私は配信で見てたんだけど、配信画面に出ている各回のあらすじというか解説?それ読まなきゃわからない背景もあったりして、1時間のドラマならそういうことも描けるはずなのにな…って思ったりしたけど、
短かったお陰で、公開されてる1週間の間に何度も見返すことが出来たし、ファン以外の人に見てもらえた理由の1つかも知れないし、そのお陰か、ザテレビジョンの「推しドラマ」ランキングでまさかの3位も取れたし、そういう意味では良かったのかもなって思ってます。
このランキングは本当にビックリしました。
ツイッターでもよく見かけた言葉ですが、ハッキリ言って、良くも悪くも、組織票で取れるランキングでは無かったように私も思います。
この作品にA.B.C-Zが選ばれたこと、というか、A.B.C-Zが主演するにあたり、この作品を作ってもらえたこと、とても嬉しく思います。
私、「ぼくらのショウタイム」大好きで、映画館にも何度も足を運んだくらいだったけれど、去年は別作品で色々楽しめなかった思い出があったから、「ぼくらのショウタイム」が好きだったのは、自分がそういうテンションの時期だったからかなぁ…って思ってたんだけど、
テイスト全然違うけど、今回の「ワンモア」とても好きだったし、久しぶりに見た「ぼくらのショウタイム」もやっぱり今でも大好きだったので、単純に私は榊英雄監督と相性が良いんだと思います。
というか、榊監督とA.B.C-Zの相性の良さが好きなんだと思います。
本当に今回のドラマ担当して下さって良かったです。
5人のお芝居もとても良かった。
私は自分の思ったことに嘘はつきたくないので、正直に言うと、5人全員のお芝居が上手かったとは思ってない。
上手いと思うメンバーもいれば、うぅん…って思うメンバーもいました。
ただ、グループみんなで出てることで生まれそうな妥協とか馴れ合いとか、そういうのがほぼ無くて、作品のテイストによるところもあるだろうけど、みんな全力でぶつかっていることが感じられたのでとても良かったし、そういうのが見られて嬉しかったなって思います。
中でもやっぱり何度も「おぉ!」って思ったのは、五関くんだったなぁ。
序盤はシンプルに「一番ふざけてるやん!」って思ってたけど笑、それがちゃんと「そういう先生」として成立してたというか、ふざけた感じが全然マイナスに働いてなくて、表情とか、声の出し方とか、すごく役と向き合って作り上げている感じが伝わってきて感動しました。
コントっぽく、しょうもない空気になってなかったのが凄かった。
水野先生が、モノマネにしろ普段の発言にしろ、ふざけてやってるんじゃないってことが、すごく伝わってきました。(一部、地井先生との絡みは、水野先生ふざけてるやろってとこもあったけど笑)
そういう五関くんのお芝居の凄さを一番実感したのが、水野先生メインの五話でした。
五関くんはやっぱり「やめるときも、すこやかなるときも」に出て変わったんじゃないかなぁって思う。あのドラマの始めの方と、中盤~終盤の辺りと、全然お芝居違ったもんね。
この場合、舞台でのお芝居の変化は除きます。舞台と映像って全く違うんだなって常々思ってるので。
あとシンプルに、まぁ上記の感想読んでもらえればわかりますが、最初から最後までものすごく火村くんが好きでした。笑
完全に火村担になってしまってました。
キャラクターもそうだし、ビジュアルもそうだし。
火村くんであり、とっつーの存在は、ずーっと私の安心材料だったな。
そんな私の「ワンモア」でした。
何度も言いますが、A.B.C-Zがこの作品に出会ってくれたこと、そのお陰で私もこの作品に出会えたこと、本当に嬉しく思うし、
榊監督を初め、メ~テレさん、盛り上げて下さったデルサタさん、濱口さん、関係各所に本当に感謝します。
受注生産でのパッケージ化が既に決定しているのはとても喜ばしいことだし、私ももちろん買うつもりですが、出来ることならA.B.C-Zのファンとかジャニーズのファンとか関係なく色んな人に見てもらいたいドラマだなって思うので、他地域での放送も叶うと良いなって思います。
ただ、TVerとかアマプラでなんとなく見たって言う人の感想とかも結構目にしたし、もしかしたら今の時代、テレビより、配信サービスでドラマ見る人の方が多いのかな、なら今のやり方で十分合ってるのかもな…とも思ってるんですけどね。時代は変わるね。