We need entertainment. - This is 大奥観劇感想

１年越し！！

越岡裕貴初単独主演！

This is 大奥

再び緊急事態宣言にぶち当たり、大阪公演は無くなってしまったけれど、

東京全８公演、完走出来て本当に良かったなぁって思っています。

(ブログタイトルはパンフの表紙裏のメッセージより)

こっしーの外部の舞台を観に行くのは初めてだった私。

ビジュアルも最高だし、赤メッシュだし、歌もダンスもあるって言うし、楢木さんも出るし、なんてったって初単独座長だし、とてもワクワクしておりました。

初見の感想としては・・・「なんじゃこりゃ」でした。笑

いやなんかもう、わけわかんなくて！

だってもうそもそも、大演芸大会とは？って感じだし。笑

私一応、ちょっとだけ原作ゲームに手を出して行ったんですよね。予習のつもりで。

ちゃんとやってないから、未だにシナリオ読み終えてなくて鷹司ルートの結末も知らないけど…。笑

なんかさ、このゲームの主人公(家光)、楽しませてくれる殿方でないと床入りしません、とか言う？言わないよね？笑

いや、本物の家光はゲーム内でも割と自由奔放な人のようなので、それなら言うかも知れないけど…でも結局舞台版でも家光は庄吾の幼馴染の影武者なわけで…影武者だから誰かとの床入りは避けたいけど、絶対そんなワガママ言わない！優勝者出ちゃったら床入りしないといけないし！それ自体避けたいのに！笑

とまぁ、もう意味わかんない…という気持ちでいっぱいでしたが、

それは恐らく開演前のこっしーの挨拶、

「和洋折衷、時代錯誤が何のその！摩訶不思議なエンターテインメント」

という言葉で全部蹴散らせって事だったんだなと、勝手に解釈しました。笑

ちなみに私、こっしーばっかりしかほとんど見てなかったので、これ以降綴る感想、主語が無い場合はこっしーのことだと思ってください。笑

もう最初っからこっしーのバク転見れたの最高だったよねー。こっしーのバク転の、弾みのつけ方？好きなんだよねー。

あと、家光に対する「あんな高慢ちきなワガママ女」っての良かったよね。タカツカサに…いや、こっしーに言われたい←

テーマソング「愛花競乱」のダンスは、こっしーの、カッコいいお顔と可愛いお顔が両方楽しめて大好きでした。

こっしーの斜め後ろに楢木さんがいて、更に今回の観劇で「この人カッコいいな」って思ったクジョウ役の土井一海さんがその斜め後ろにいたので、とても良い眺めでした。

あとなんか、振付が一瞬厨房男子を彷彿とさせるとこがあったんだよね。いやこれも楢木さん居たから思っただけかも知れない。笑

厨房男子観たくなっちゃった。

「はっ！」って跪く仕草が一貫してカッコ良かったよね～。好きすぎました。

最初の舞踊対決の西軍のホカゲ役の長澤風海さんのダンスが綺麗だな～と思ったら、バレエダンサーさんなんですね。めちゃくちゃ優雅で美しかったです。

東軍のは、あぁいうのをジャズダンスって言うのかな？めちゃくちゃオシャレで素敵でした。

マイケルはねー！

いや実はね、私今回のこっしーの、タカツカサのメイン衣裳結構不満で…ジャケットの、ひらひらがもうちょっと長ければ良かったのか、ウエストの切り替えがもうちょっと下だったら良かったのか…なんせ改善方法はわからないけどすごくスタイルを悪く見せる衣裳だなぁって正直思ってたので、マイケルの曲になった時のシンプルな衣装は最高でした。ハットも超似合うし♡

ダンスもめちゃくちゃカッコ良かったです。あの２曲がミックスされてくとこ全体的にカッコ良くて好きだったな～！

あと踊ってる時も良かったけど、西軍が踊ってる時にポケットに手入れて立ってるのカッコ良すぎました。

ハットを舞台袖に投げる時の飛距離もすごかった！

続いて、小川くんがバチクソにかっこいいギターをかき鳴らし、ソロで歌っていたので、これに対抗するこっしーは何してくれるのかなー！ってワクワクしてたら聖子ちゃんだったのは度肝抜かれましたよね。

いやただね、なんでだろーな！めっちゃ可愛いんだよな！！笑

なんであんなに可愛いんだろう顔も脚もどう見ても男なのに…。

いや動きなんだよなーお嬢もそうだけど動きなんだよなー。笑

しかもキー下げてるとは言え、まぁまぁ上手く歌うんだよなー。笑

この対決ターンの小川くんがギターだったこと考えたら、もっと見せ場に出来たのでは！！という思いはあるけど、良いものは見ました。(小川くんのソロ曲知らなかったので、後から明菜と聖子ちゃんの対比だったのだとわかりました笑)

あとこっしーが脚のカミソリ負けの傷のアピールすごくしてたけど、後方席からでも双眼鏡で見ればよくわかる大きさの傷はアカン！ってなりましたね。笑

(ラインライブで、ゲネプロ直前に剃ったら血まみれになったって言ってましたね。ハンドソープで洗面台に足上げて慌てて剃ったりしたらそらアカン考えただけでゾッとする)

で、その後の「糸」がね。

いやもうこの舞台の中で一番笑ったよね、こっしー出てないけど。

初回の時はもうビックリして笑ったし、２回目の時は曲の冒頭から来たぞ来たぞと思ってニヤニヤ止まりませんでした。

だってみんなめっちゃ真顔でやるんだもん。

「糸」、とても素敵な曲だと思っていたのですが、これからの人生この曲聴いて笑わずに生きていけるか心配です…。笑

「天城越え」はね。いやまさかまた別の女装でもっかい出てくると思わなかったよね越岡さん…。

謎に色っぽいのどうにかして欲しい。笑

カツラ全くなしであの見せ方はズルいよね。(ズルいとは)

歌詞に合わせた振付は笑った。

で、西軍でフォーチュンクッキー始まったから、良いなー！って思ってて。

推しがこんなん歌って踊るとこ見れるなんて最高やーん！って思って羨んでたら…

東軍、LOVEマシーン！！！！ガチ上がりしましたよね～！世代～。

割と再現度高いこっしーのダンスさすがだったわ～！世代～。笑

フォーチュンクッキーはあんまり踊れないけどLOVEマシーンなら踊れるから客席で一緒に踊りたかったー！舞台作品じゃなかったなら間違いなく踊ってたよね！

最後の「らぶまっしーん」、口パクというか声無しだったけどセクシー過ぎて。めちゃくちゃ満足しました。女装じゃなかったし。笑

ちなみに戻りますがフォーチュンクッキーはもう楢木さんの可愛さとウインクにキュンキュンしてました。

ていうかこっしーと楢木さん一緒にLOVEマシーン踊って欲しかったなぁ～！世代～。(しつこい)

まぁでも基本的にこっしーと楢木さんは別の軍で良かったなって思ってる。少しでも「目が足りない」現象が回避できたので。

そんで全員で西野カナ。まさかの。笑

なんかもう全員可愛かったです。可愛かったですけど。

それよりも、その後の「躾」の日替わりコーナー、25日昼の時、西軍全員対象になって、一発芸を披露することになって1人1人やってる時、こっしーと楢木さんコソコソ喋ってるの最高に可愛かったよね～仲良し～あなたたち敵ですよ～。笑

その後の拍子対決のタップは、すごい迫力だった！

群舞であんな大人数のタップ初めて見たから圧巻だった～！

と思ってたら初日にタップシューズ履き忘れてその群舞に助けられたこっしー笑いましたよね全然焦ってなかったってどういうこと。笑

最後の芝居対決はもう、殺陣がねー！最高でしたよね！二刀流とかもう！アガるしか！

「欲しいものは死に物狂いで手に入れろ。誰がそれを笑うかよ！」のセリフがもうね。カッコ良すぎて最高でした。

いやそんな感じかなぁ。

薄っぺらい感想になってしまったなぁ。

とにかく、ショーを楽しむ作品だったのかなって思ってます。私にとっては。

こっしーの、カッコいいとこ、かわいいとこ、たっくさん観れて、そこに関してはとてもとても幸せで大満足でした。

舞台としては、ちょっとストーリー腑に落ちないこと多すぎたし、西軍がやってることが基本的に全部姑息過ぎて、全然敵側に感情移入出来なかったのも痛手だったかな…。

いやストーリーが腑に落ちてないから、東軍をめっちゃ応援してるかと言えばそうでも無いけど…。笑

あとちょっとキャラクター多すぎて…ゲームやってる前提かなって言うくらい、キャラクター多いわりに説明少なかったのでよくわからなかったって言うのもある。

ゲームちょっとやって行った私でもわかんなかったし、誰これ？ってキャラもいたしね。ゲームやったけどハマれなかったってのもあるけど。

あとちょっとお芝居のテイストが苦手な役者さんも何人かいたし…。

そう、だから、心がストーリーに入ってないから、ただ単純にショーを楽しんだ作品だったなって感じです。

でも、正直、初回観た時は最初書いた通り、「何じゃこりゃ」って思ったけど、２回目観終わった時には、「楽しかったー！」ってすごい満足して思ってて、

ちょっと最近必要以上に深く考える作品の観劇が続いていたから、最初は違和感感じてしまったけど、こんなただただ楽しめる作品があったって全然良くて、

むしろ色々鬱々としてしまうこの日々だからこそ、あぁいうエンターテインメントが必要だったようにも感じています。

大阪が中止になってしまったのは本当に悲しかったし、悔しかったけど…。

こっしーに対しては、初座長の作品に立ち会えて良かったって事と、それを経た次の彼に会うのが楽しみだし、

大奥に関しては、再演を望むと言うよりは、続編があったらいいなーって思います。

観られなかった人にとっては再演の方が良いのかも知れないけど…でも作品のテイスト的にも、例えば全く同じ内容を再度東京大阪でやるより、続編の方が自然な気がするしね。

３日後に次の大演芸大会やるって言ってたし！続編出来るよね！笑

またタカツカサに会えると良いなぁって思います。(その時はちょっと衣裳改良されてると良いな笑)

あと、１年前稽古も佳境に入ってからの発表時、「延期」って言って下さったのとても嬉しくて、何年でも待ちます！！って思ってたらまさかたった１年で実現するなんて、本当に本当に感謝しか無くて、制作側の方々本当にがんばって下さったんだなって、頭が上がらないという強い気持ちはあるんだけど。

ちょっと今回の運営には不満が残ったことも多かった…。

１つは、規制退場について。

今どこの会場でも規制退場が行われていて、通常観劇に行くより劇場を出るのに時間がかかってしまっているんだけど、それは感染対策だから仕方なくて、勿論私も従うんだけど、

確かにどこに行っても規制退場が始まるまでの待機時間に勝手に出て行ってしまう人は見かけます。

ただそれは、自分勝手なだけの人もいるだろうけど、どうしても電車や新幹線・飛行機等の時間の関係で急がなければならない人がいることも理解出来るからあんまり嫌悪感感じた事は無かったけど、

今回、終演後の規制退場案内のアナウンスで、「お急ぎの方は今の時間(待機中)にご退場下さい」って言うのがあって、それは、向こうとしては急いでいる人への気遣いだったかも知れないけど、規制退場に従わずに出て行く人へ正当性を与えてしまっていると私は感じました。

実際私が今まで行ったどの公演よりも規制退場始まるまでに出て行く人多かったし。

あのアナウンスは要らなかったなーって思う。

あと、規制退場に従えず劇場を飛び出さなければならない事情がある人は、開演までにスタッフさんに伝えておく、みたいなルール早く作れば良いのになぁっていつも思う。

もう１つは、最終日昼公演の開演前。

もともとロビー開場と客席開場に時間差があって、その間の時間に入った私は、上の階の客席入口の前のフロアで開くのを待ってました。

その間に暇で見たツイッターで、機材トラブルによる開演時間の遅れを知りました。

公式さんは、日程開始前、こちら側が実際公演されるのかどうかヤキモキしていた時は、しれっと公式サイトでだけ開催の意思表明をしてツイッターではそれを知らせてくれなかったりしたのに、

開演遅れはすごく速やかにツイッターで知らせていて、それはそれで良いんだけど、それ、会場にいる人間には教えてくれなかったので、「こんな時だけツイッターちゃんと使うんだ」って感じでした。

下のロビー階や入口前ではどうだったかわからないけど、客席入口前まで行ってしまってる人たちには何も伝えられず、ツイッター見てなければ、ただ謎に開かない扉の前で延々待たされる状態が発生していました。

しかも、ロビー階のスタッフさんたちは促して続々と上に人を上げて来るから、客席入口前がどんどん密になって、しかも待ってるお客さんたちも平気でベラベラ喋ってるし、私には結構な恐怖体験でした。(こんなコロナ禍でなければ普通に耐えれる程度の状況だったけど)

あれは、勿論会場に向かってる人もいるからツイッターで知らせることも必要だけど、まず会場に居る人間に知らせて欲しかったし、

感染対策したいなら、客席階の状況を把握して、上に人を上げるのを止めてロビー階で待機してもらう、入場を一時的に止める等の対応をして欲しかったなって思います。

向こうも機材トラブルで大変だったんでしょうけどね。私がいたフロアにもスタッフさんたくさん居たのに、あの状況を見て、「ヤバい」って思って動いてくれる人が居なかったんだとしたら、感覚麻痺しちゃってるんじゃないかなってちょっと怖くなった。

あと、リピチケについても。

私は、本当は東京では１公演しか行かないつもりで、あとは大阪で観る予定だったんだけど、大阪開催が危うくなってきていたので思案していて、リピチケ売ってるみたいだし、１回観てまた観たいと思ったらチケット買おうと思って観劇行ったんですよね。

で、観劇終わってやっぱりチケット買おうと思って受付に行ったんだけど、私が欲しいのは25日のお昼のチケットで、聞いたら、25日は開催がどうなるかわからないので売ってませんって言われて、そうなのか…ってぴあのサイト見たらぴあでは当日引換券買えて、ちょっと意味が分かりませんでした。買ったけど。

23日昼の、まだ緊急事態宣言もいつからとか何もハッキリしてない状況で、25日の公演に関して、今売っているチケットまでで残りは売り止めしてますって言うんなら、ぴあとかも止めるべきだし、

開催自体危ういと言う認識だったなら、既にチケット持ってる人はたくさんいるわけだから(既に千穐楽である夜公演は完売してるわけだし)、何らかのアナウンスがあった方が良かったし、

どういうスタンスでリピチケだけ止めてたのかよくわかりませんでした。

あと、リピチケの売場も、どの公演を売ってるのか貼り出すとかしておいて欲しかったなって思います。

結果的に苦渋の決断ではあっただろうけど、緊急事態宣言の期間内になってしまった最終日、公演して完走させてくれたことにはものすごく感謝してるけどね。

でまぁ、一番許せないのはパンフでした。

どういう過程で制作したら主演の名前誤植するの？あんな大きな字のとこなのに…それ以外の小さい字のとこは合ってるのに…。チェックとか無いの？

いや主演だからダメとか他の人なら良いとかじゃないけどね。出演者の名前の誤植なんてヒドい。

てかそこに関しては、制作側もだし、事務所とかもチェックしないのかな。

誰も気づかずに製造販売するに至るのも、販売するまで気づかないのも、ちょっと信じられんかった…。

新聞記事やネットニュースの誤字とはわけが違うよね。

他の事は、コロナ禍という特別な状況での混乱とかトラブルとかあって、仕方なかったのかな、って思える部分もあるけど、パンフだけはちょっと許せないかな。

基本的に、何度も言いますが、１年越しに公演出来たこと、難しい状況の中で東京完走出来たこと、本当に感謝してもし切れませんが、

もし続編等があってまた再会出来るのなら、色々改善されたら良いなって思います。

★私的観劇公演★

2021年4月23日　昼公演　ヒューリックホール東京

　　　4月25日　昼公演　ヒューリックホール東京

ヒューリックホールの看板もだし、このパンフの反対側もなんだけど、

ローマ字で表すと「OOOKU」なのちょっと面白くなってしまってるんだよね～仕方ないんだけど。笑